許認可という言葉はもしかしたら、あまり重みをもって聞こえない節があります。軽く考え勝ちなような気がします。しかし、そうではありません。また取得するのが簡単か難しいかとは関係がありません。法令で必要と認めれているから必要なのです。
許認可が必要なのに営業活動をすれば、無許可営業として処罰されます。そのときになって許認可の
重要性を知ることもありますが、それでは遅すぎます。遅いだけでなく、企業が存続できないことになります。
業種によって、許認可の重みは違いますが、許認可なくして企業の存続はありえません(許認可の不要な業種は別です)。
以上のことから、許認可の管理は絶対に必要です。1件、2件の許認可であればマークできますが、複数の許認可で法令が異なっていたり、本社と支店別々の管轄であったり、担当者は交代したが引継ぎが十分なされていなったりすると、許認可の漏れが出やすくなります。特に、許認可に更新制度があったり、一定の変更事項につき届出が義務付けられているときは要注意です。 (2012/03/10)